平成25年9月2日(月)大東市の公立中学校で待望であった給食が始まりました!この記念すべき初日に公明党議員団がその状況を確認するため担当地域の中学校へ訪問いたしました。子供達も初めての給食の実施とあって少々テンションが上がっていました。大東市の採用した給食方式は、ホットランチボックス制です。ランチボックス自体は選択制などを導入し、実施している学校も多数ありますが、温かい状態で子供たちに提供出来る方式が、ホットランチボックス制です。これは、スチームコンベクションという大型スチームレンジを用いて再加熱し、およそ75℃まで温めます。学校給食でこの方式を導入している学校は皆無ということで、日本発の方式となります。一昨年より給食の導入が決定されましたが、どの方式を採用するのかで議論に議論を重ねて、昨年の市会選挙後に新たな体制の元、このホットランチボックス給食方式で全校全員喫食で行うことが正式に決定しました。その過程では、自校方式で(各学校敷地に給食室を建設し各教室に食缶に入った御飯、副食を運び食する方式)の考え方も議論されました。しかし公明党は、学校の運動場の面積や校舎の形状や方向などを考慮した場合、現在の給食室の必要面積が、O157の影響で衛生法が変わり、床が濡れないドライ方式が採用されるため、平均400㎡を確保しなければならず、運動場や中庭をはじめ子供たちの体力向上に必要な施設を大幅に削らなくてはなりませんでした。また食缶を運び、食物を食器によそぐため、時間を大きく変更しなけれなりません。さらに各学校に400㎡の給食室を建設するには莫大な費用が掛かってきます。そして何より防災面からも避難経路を塞いでしまう事になる給食室は現実的ではないと判断し、ランチボックスへ舵を切り替えた訳であります。そしてこの度は、やはりランチボックスでも温かいものを、との意見があり初のホット方式が考えられました。これからも食の安全を第一に、常に目を光らせながら子供たちの健やかな成長をアシストしてまいりたいと思います。大東市公明党はこれからも一味違う施策で市政をリードしてまいります!
【スチームコンベクションレンジです。弁当箱をそのまま温めることが出来ますが、直接調理器としても利用できます。】
御飯、おかず、汁物の各入れ物には大東のイメージキャラクター(ゆるキャラ)ダイトンのイラストがプリントされていたり、樹脂の蓋に成型されていたりと大東市独自の取り組みもされています。また、弁当箱の素材は、再加熱のために特殊な耐熱対応の樹脂を使用し、成分が溶け出したりすることはありません。
本年7月3日に採用企業である松ちゃん給食に視察し、安全面など厳しくチェックしてまいりました。